改めて、私たちはこんな物件情報を探しています。

鎌倉を愛する地元のみなさん、鎌倉の家・土地に対する「新たな価値」、一緒に見い出しませんか？

鎌倉Ｒ不動産のサイトをご覧にならない方にも想いを届けたくてチラシをつくりました。

日々、物件探しを続けながら、鎌倉エリアに残したい風景を守るべく活動している私たちですが、稲村ヶ崎からこうして鎌倉駅にやって来て思うことは、まだまだ私たちの活動は鎌倉のみなさんに届いていないのではないか。ということです。

普段はインターネットの自社サイト「鎌倉Ｒ不動産」を使った活動がメインである私たちは、東京や横浜に在住で、新たな住まいを探している方々に多くご利用いただいております。そこで今回は地元、鎌倉に在住の、物件オーナーさまに向けての取り組みをしたいと思ったのです。

その取り組みは、鎌倉を愛するみなさまに向けて私たちの考えているメッセージを届けること。そしてそのために私たちがこれまで行ってきた具体的な仕事の実例を直接お話させていただく機会をつくること。そこで、紙媒体のチラシと、鎌倉らしい不動産のあり方について考える教室『カマクラクラス』というイベント企画を準備しました。イベント『カマクラクラス』は主に、鎌倉にお住まいで、愛着ある家・土地の売却をお考えの方を対象として行います。

私たちが伝えたいことは、オーナーさまが大切にしている家への愛着や思い出、エピソードをしっかり聞かせていただき、その想いをつなげる不動産仲介をすること。その積み重ねが鎌倉の景観を守ることにつながると考えています。

今回の取材にご協力いただいたお宅はどちらも私個人的にもお気に入りの物件です。

私たちが得意としていることは、異なる視点を持ってその不動産に新たな価値を見出す、言わば見立てをすること。その見立ての基準はひと言では語りきれないものではあるのですが、単純化すると大きく３つに分類できます。

＜自然豊かな物件＞
海あり山ありが鎌倉の自然の醍醐味。このふたつが生活と共にあるということは、住んでみるとやっぱり大切だと感じます。写真左上の極楽寺に住む渡邊様は、山深い木々に包まれ、自然の音しか聞こえない、「夜の闇」の感じなど、どれもが東京では得られない圧倒的な体験だと感じたそう。

＜個性あふれる物件＞
別荘建築の文化も残る鎌倉エリアでは、凝ったつくりの建築計画が多く、昭和20年代の古い建物からバブル期、そして新築まで面白い建築がたくさんあります。建築家やデザイナーの名作建築もまだ眠っているのです。

＜先人から住み継ぐ物件＞
物件のオーナーが小説家や画家、学者、写真家、音楽家などクリエイティブな活動をされてきた方である場合が鎌倉にはしばしばあります。その空間自体に、その方が感じてきた鎌倉らしさが漂っています。

こうした空間を物件オーナーさまから次世代へとつなげていくことは、鎌倉に暮らす価値を上げることにもつながっていくのではないかと考えています。そしてそれらを現代のニーズに合わせて少しずつカスタマイズさせながら後世に引き継いでいく。そうした循環を私たち鎌倉Ｒ不動産はお手伝いしていきたいと考えています。

また、イベント『カマクラクラス』では、しばらく人が住んでいなかった空き家を貸す場合に改装はどこまでするべきか、将来相続の予定がある不動産をどうしたらいいのか、古い建物を好み、使いこなす現代のユーザーはどんなところに惹かれる傾向があるのか。などといったことをお話ししていければと考えています。