佐助稲荷の参道の始まり、そのほぼ隣にこの物件は位置しています。お隣の専用通路を挟むので正確には隣の隣なのかもしれませんが、ともかく下見をした日は良い天気だったこともあり、近所の散歩の方、ハイキングの方、修学旅行生、観光客などなどが行き交っていました。
よく鎌倉で見かける路地でありながら、知名度のあるスポットの近くとあって、常に人通り、にぎやかさのある場所。このエリアは第1種低層住居専用地域なので、マルっとすべてを店舗部分として利用する事はできませんが、兼用住宅で教室やカフェくらいはできそうです。
まだ家のご紹介もしていない中ですが、この物件は離れのオマケつき。オーナーは大学の先生だったこともあり、本がたくさんあったようで、壁一面本棚です。
重量のある本を置いていたくらいですから、少し改装して趣味室や工作室、ミニキッチン等を置いてお客さんにお茶を入れられるようにしても面白くなりそう。
そんな風に住宅として利用していただきたい半面、何かやりたくなる場所と間取りなのです。
まず外から。駐車場には屋根が現状ついていますが、貸し出すまでには撤去するようで、高さのある車でも普通車程度が入りそうです。
通常の車も良いですが、思い切ってフードトラックなんてどうでしょう。珈琲やドリンクはもちろんのこと、おにぎり屋、いなり寿司を振る舞うなんて洒落が効いてませんか。近隣は普通に住んでいるのでやりすぎはおすすめしませんが、住宅プラスアルファ程度にお考えください。
さて、改めて物件についてです。玄関を入ると廊下が家を横に貫くように一直線に伸びており、南にはポカポカした日当たりの良さそうなLDKがあります。ちょうど工事中で詳しく見れなかったのが残念です。
北側には水まわりとふた間続きの和室があります。この和室の奥の窓からは物件建物の北側にあるもう一つのプライベート感がある庭。ここからは影アイコンが似合う景色が広がっていました。
2階への階段をのぼってみると、手すりがないので少々怖さもありますが慣れの問題でしょう。のぼりきったら、窓と外の格子の隙間に鳥の巣がありました。どうやらヒナがいるようで、オーナー曰く次にご入居される方には、ヒナの成長を見守っていただける方にお願いしたいそうです。
2階はふた部屋。西側は視界が広く、佐助稲荷入口の緑に囲まれた朱色の鳥居が見えます。反対側は3帖ほどの前室(納戸)と4.5帖の和室。建物に断熱材など入ってないと思いますが、陽気のおかげか、ポカポカして落ち着いてしまいます。
1階の続き間の和室をどの様に活用するかによって、この物件への向き合い方が変わりそうです。それ以外の部屋数は一応3部屋あるので、ファミリーで住むとしてもやっぱり兼用住宅がおすすめだと思います。
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