価格：

4,480万円

面積：

85.51㎡

湘南を東西に走る国道1号線の中で、大きな松の木に挟まれたこの場所のオーラは、初めて訪れた方でも何か感じることができるのではないでしょうか。明治記念大磯庭園の広大な敷地の中には、明治の時代を作ってきた政界のスター達が集った場所が残されて（保存されて）います。長い歴史の中で数多くの偉人たちに愛された大磯町のまさに中心とも言える場所です。

複数の歴史的建造物に挟まれるようにして、今回のマンションは建っています。この並びに居住区があることは以前から知っていて、一度この目で見てみたいと思っていた物件です。石敷きのエントランスを越えて、いざ中へ潜入です。

3つの棟で構成されたマンションは、配置により見えるものが異なり、今回は西向き（滄浪閣側）区画の紹介です。1階のため、眺望として建物を見渡すことはできないのですが、将来的な視点で考えてみても、隣地においての大きな変化や影響は受けにくいように思います。

美しく整えられた敷地内、共有部、エントランスを見ていると、周辺に配慮のある洗練された佇まいに、自然と背筋が伸びます。建物の中心を通る廊下には木漏れ日となって天からの光が地面に揺れていました。各住戸の玄関や、上階へ向かう階段も配置が工夫されていて、屋内において住民同士の視線が気になる様子はありません。

室内はいわゆるリフォーム済みのマンションで、そのままの入居が可能ですが、外からの恩恵、この立地が醸し出す風格が、やはり只者ではなく、室内もバチバチにカッコよく仕上げてほしい、とそんな思いです。

明治記念大磯庭園内の建物は順を追って修繕工事が行われている最中で、全貌を見られるのは、まだ少し先となりそうです。偉人が愛したこの地には、きっと何かがあるはずです。チャンスは巡ってきました。