価格：

3,180万円

面積：

201.06㎡（土地）

「二階堂に暮らしたいんです。」ピンポイントでこのエリアのご指名をいただく機会がこれまで何度もありました。鎌倉駅からは距離がある場所ですが、それでもここまで徒歩で楽しむ観光の方がいらっしゃったり、近隣に日常使いできる店は少なく、決して便利な場所ではないように思いますが、どこか空気が澄んでいて、夜道を照らす家々の照明がやさしくあたたかに感じられる、その不思議な感覚に確かに私自身も魅せられています。

鎌倉駅からフラットな地形でまとまった敷地を確保しようとすると、エリアも予算も限定されがちですが、そんな中で想像力を広げさせてくれる物件のような気がします。日々の生活を考えると大きなアップダウンがないことも重要なポイント。普段使いには金沢街道の渋滞もストレスなく越えていける自転車や原付バイクがおすすめです。

今回の物件は車の進入も可能ですが、敷地への入り口が細くなっていて、車種は限定されそうです。鎌倉宮の脇を進み瑞泉寺へ向かう道から1本入った通りのつきあたり。別アプローチで奥に1軒建っていますが、この敷地自体は表通りからはその全貌が見えにくく、飛び込んでみると、思ったよりもひらけた印象。

既存建物の使用は不可の為、今回は土地としてのご紹介となります。現況は広い駐車スペースと敷地の東側に寄せるようにして木造2階建が建っています。スリムな入り口の先に広がる自邸。つきあたりというひっそり感＆斜面下の立地を存分に活かし、グリーン多めの植栽で彩ったらとても素敵になる予感。そして家の前にはコロンと小さめの軽自動車（パオとかどうでしょう）とVespaを相棒に。

普段まち歩きをしていて、然るべきところに素敵な家が佇んでいるととてもうれしい気持ちになって、つい住人の暮らしを妄想してしまうのですが、ここもそんな家になってほしいなと、勝手に期待してしまいます。そのポテンシャルをこの物件は秘めていて、今はまだじっとその時を待っているように見えるのです。

※本物件の既存建物は、一部越境があり使用不可となります。土地としてご検討ください。なお、引き渡しに関しては、現況取引となります。