物件詳細情報
 
天井はレッドシダー張り。床の無垢材が築28年を経て美しい
ダイニングの大きな窓からは緑が
この窓際でぼーっとしたい
玄関
キッチンはコの字に配置
日当たりの良い場所は米杉のエイジングが進みます
駐車スペースはもう一台地下車庫つき
1階子供部屋として使われていました
寝室
洗面、収納は豊富です
風呂は在来工法、タイルが美しい
キッチンの脇から裏のバルコニー。デッキ材は更新の必要があります
ウエスタン・レッドシダーは黄味がかった色からシルバーになり、濃いグレーに変化していきます
現地は相模湾、江ノ島、富士山が一望
太陽が燦々と降り注ぐ
現地より望遠使用
現地より望遠使用
sale     住宅
永遠の憧れだった
 
価格:
1億1,800万円
面積:
92.54㎡(建物)
214.68㎡(敷地)
     
所在地: 鎌倉市鎌倉山三丁目
交通: JR横須賀線「鎌倉」駅 バス20分 「住吉」バス停 徒歩2分/湘南モノレール「西鎌倉」 徒歩15分
管理費: なし
修繕積立金: なし

私が自宅を建てたいと思っていた頃、よく読んでいた住宅雑誌に、北カリフォルニアの海岸沿いに“シーランチ”という別荘地帯があると紹介されていました。


海に面した断崖の上の斜面というハードな立地で、太平洋の荒波が押し寄せ、暴風が吹くこともあります。そこに建築家チャールズ・ムーアがデザインした板張りの、海風を受け流すように傾斜した屋根の、積木のような外観の木造建築があります。


その建物は強風に耐えるよう軒や庇がほとんど無く、納屋の形をベースとしていて周囲の景観にもなじんでいました。素材は地元で採れるレッドシダーを内外装で使い、木の経年変化を味わえるようになっているのです。


外壁で使われるレッドシダーはよく「米杉」と呼ばれますが、実はヒノキ科の植物なのです。最初は黄色味がかった褐色で風雨にさらされ紫外線に当たると色が褪せ、シルバー色になりやがて濃い茶色もしくはグレーに変化していくのです。


それが、どの家も均一ではなく立地、建物の方位によってそれぞれ風合いの違いが出てくるのです。それを比べながらレッドシダーの家をウォッチして歩くのが当時の私の楽しみでした。


この記事を読んでから、湘南の周りにはレッドシダーの外壁を使ったシーランチをオマージュした家を建てる工務店がいくつかあることを知ったのです。その元祖ともいえるこの家を建てたのは1970年代から続く、現在は鎌倉山にある「技拓」なのです。


私は当時からこの家も意識していました。建物はもちろんレッドシダーの下見張りの外壁、日当たりがとても良い立地なので外壁がいい感じで経年変化しています。鎌倉山の西に眺望がすばらしく抜けている立地なので住んだらさぞかし気持ちの良い家なんだろうなと思って見ていました。


写真は売主様から拝借したものですが、ご覧ください。ため息がでるほどすばらしい。経年で味が出た外観、内装は技拓のアイデンティティであるレッドシダー張りの天井、飴色になった無垢の床材、ドライウォールの壁、そして鎌倉山の西の眺望。


永遠の憧れでした。


部屋のレイアウトは2階に大きなLDKで、勾配天井をおおいに生かしてレッドシダーを全面に張り、窓はすべり出しの大きなものが採用されています。バルコニーに出れば相模湾、伊豆半島、富士山を眺めることができます。


リビング・ダイニングを見渡せるキッチン、写真にはありませんが背後には納戸と書斎があります。1階は主寝室と南側に子供部屋、浴室・洗面・トイレが配置されています。


駐車場は2台分のスペースがあります。現地は鎌倉山の中でもバス停留所からさらに坂を上ります。


実は私自身もこの「技拓」の流れを汲む工務店がてがけた家に住んでいます。この素晴らしさはぜひ現地をご覧になり、30年近い時を経てエイジングされた無垢の素材の気持ち良さを実感していただきたいものです。



  
  
  
  
    

価格 1億1,800万円 建物面積 92.54㎡
管理費  なし 修繕積立金 なし
所在地 鎌倉市鎌倉山三丁目
交通 JR横須賀線「鎌倉」駅 バス20分 「住吉」バス停 徒歩2分
湘南モノレール「西鎌倉」 徒歩15分
建物構造 木造2階建て 所在階
築年 1994年 土地権利 所有権
敷地面積 214.68㎡ 都市計画 市街化区域
用途地域 第一種低層住居専用地域 建蔽率/容積率 40%/80%
その他費用 取引態様 媒介
設備 公営水道/公共下水/都市ガス
備考 地目:宅地/現況:居住中/引渡時期:2023年4月以降/ペット可
情報修正日時 2023年2月12日 情報更新予定日 2023年4月11日
※掲載の情報が現状と異なる場合には、現状を優先するものとします。