<価格変更となりました> 逗子マリーナをこよなく愛する人にとって、欲しい眺めとはなんなのか、あらためて考えてみる。一般に、昔から逗子マリーナに興味関心がある方の多くはヨットが好きである。そしてヨットがきっかけで逗子マリーナに出会い、逗子マリーナといえば本館。もしくは1号棟と思っているのではないだろうか。
これをもう少し掘り下げて考えてみたい。つまり逗子マリーナに住むのであれば、愛艇が家からも見えて、さらに憧れの本館が見える。そしてその背後に海が広がる。この「愛艇・本館・海の3点セット」がベテラン勢には刺さる。そこに加えてブルービスタリビエラのアプローチに沿って並ぶパームツリーがさらに雰囲気を作ってくれる。
この風景にこそ価値がある。ただ海が見えるだけでは物足りない。愛艇をバルコニーから見えると、あのヨットに乗って食べるサンドウィッチ作りにも俄然力が沸くでしょう。もしくは最近ハマっているお取り寄せのビーツで朝のスムージーを片手にバルコニーで朝時間を過ごすのもいいでしょう。
この1号棟の隣にあるブルービスタリビエラでは、コンサートなどが行われてきました。年に何度かはタキシードを着て、ここで華やかな時間を過ごしてきた人もいるかもしれません。そうした思い出がある方にとってはこのブルービスタへ続く道沿いのバルコニーに幸せを感じる人もいるかもしれません。
少々マニアックかもしれませんが、上記の見解から、この部屋から見える眺めは、永く逗子マリーナに関係を持ってきた人にとっては、幸せな眺めなのではないでしょうか。
逗子周辺の飲み屋さんでは、よくヨット部OB的な方達が楽しげに昔のお話をされています。聞き耳を立てていると、自分の一番好きだった先輩が仕事で成功して、ヨットを所有して、逗マリ(逗子マリーナの略称)本館を買ったんだよ。そこに後輩の俺を呼んでくれてさ…。といったお話がよく聞こえてきます。
こうして脈々とつなげられてきた逗マリ愛。コロナ禍の影響で都心部からの移住先としても人気の出てきた逗子マリーナですが、ここで今一度、往年の逗マリLIFEをエンジョイしていただける方に、若い移住者へのお手本になってもらえると良いのではないかと思うのです。
そうした方に向けて作られた、仕様の高い改装物件がこちらです。気合い入っています。
リビングは船舶デザインを建築空間に取り入れた内装仕上げで、インパクトのある天井をアクセントにしつつ、エアコンや梁をうまく隠しつつ、ソファに座ると少し篭れる安心感が得られる空間になっています。
ベッドルームとの間仕切り扉はガラスに白塗装の鉄枠が袖壁に納まる仕上げ。上吊り扉ですので、床に段差もなく上品かつ安全安心。それでいてカッコいい。
カッコいいで言いますと、水まわり設備がTOTOの高級ラインがズラリとセレクトされている点も見逃せません。浴室はSYNLA(シンラ)というシリーズで産学共同研究を積み重ね、ファーストクラスの浴槽をめざして作られたもの。キッチンや洗面化粧台の天板はクリスタルカウンターの端部のクリアエッジ仕上げが輝きを放ちます。まるでショールームで見るような高級ラインナップの設備がこの家に住むことの楽しさを感じていただけると思います。
1976年築の竹中工務店施工のヴィンテージマンションであれば、こうした高級ラインの設備を入れることでまだまだ輝くのでしょう。取材の帰り道、あらためてこの建物の外観を見上げると、たくましいマンションだなとしみじみ思ってしまいました。 |