今回は改装素材となる物件のご紹介です。"こんな暮らしがしたい” をもとに間取りから考えていくことができるチャンスです。
まずは室内を見ていきます。北側の洋室からは、窓越しに緑を感じられるのがいいなと思いました。外を覗くと眼下には緑モリモリの三角が。桜の木は間もなくピンクに色づくでしょう。
奥田三角公園に隣接するマンションの8階。藤沢駅からも近く、近隣は商業施設やバス通りがある賑やかな環境でありながら、大きなマンションがそれらを遮り、この公園はまるでエアポケットのように穏やかな空気が流れています。時折聞こえてくる元気な子ども達の声も和みます。
住戸は、玄関が中央あたりにあり南北に窓が備わっている二面採光となります。可能であれば南北を遮る壁を取り払い、風通しのいいプランにすると気持ちよさそうと妄想してしまいました。
現状は3LDKですが、もう少し洋室の数を減らしてみるのも面白そうです。例えば、子ども部屋などのプライベートスペースも、引戸を開ければウォークスルーできるなど、緩やかに繋がるフレキシブルな間取りを検討してみるのもいいですね。
南側は日当たりがよく、バルコニーはゆったりとしていますが、通りを挟んでマンションが建っているため、抜けはありません。なので、あえて南側ではなく北側をリビングにするのはどうでしょう。季節によって変化する窓越しの景色を、アートのように眺めて暮らすのも素敵ですよね。
原状の水まわり設備は入れ替えどきです。タイルが貼られた黄色のキッチンはとても可愛いのですが。全面的に新しい設備にした方が住みよいのではと思います。
とは言え、これはあくまでひとつの案です。間取りだけでなく内装の細かな仕様、例えばタイルの色形やスイッチひとつまで、お好みでセレクトしてください。好きを愛でて、変えられないことは受け入れ、手を加えられるところは存分に自分達らしく形づくる。暮らしながら育てるように少しずつマイナーチェンジをするのも楽しそう。もう愛着のある住まいになる予感しかしません。
マンションのエレベーターは決まったフロア(1・2・4・7・10・13階のみ)にしか停止しないため、8階の住戸へは1フロア分階段を上るアプローチ。ベビーカーの時期は少々ガッツが必要そう。一方でマンション群は1~3棟で構成されており、3棟の間は袋小路になっています。エントランスと公園の間はあまり車が通らないので、小さなお子さんがいらっしゃる場合も安心感があります。
駅前まで行かなくてもすぐ近所には大型スーパーやコンビニがあり、マンションの1階にはスポーツクラブが入っています。芝生広がる奥田公園や学区指定の新林小学校もほど近く、暮らしやすそうな環境です。
未改装と緑の三角公園にピンときた方、ぜひ一度内見し、まずはイメージを膨らませてみませんか。 |