価格：

6,980万円

面積：

127.10㎡（建物）
1,426.46㎡（敷地）

葉山の奥、衣笠へ向かう県道沿いは一帯が市街化調整区域。原則、新たに開発ができない地域のため、県道から少し入ると里山の風景が広がっています。そんな静かで自然豊かな木古庭地区にあるこの平屋古民家で、アートや趣味におもいっきり打ち込めたらいいのではないかと思ったのです。

431坪と広大な敷地に、古くは農家が所有者であったであろう大きな瓦葺の家に納屋や蔵も備え、敷地内はアパートとして利用していた建物もあります。ここをどう活用しようかと考えたとき、アパートはスケルトンにして天井を高くした創作用アトリエや工房として利用したり、納屋はバイクや車が趣味なら古材をいかして修復し、母屋から愛車を眺められるガレージにするのも面白いかもしれません。

事業用途では自治体の許可が受けにくいためあくまで自家用となりますが、同じ趣味を持つ者で集まり、コレクションを収蔵する倉庫や創作活動に共同でアトリエとして利用するもよいかもしれません。ただ住むだけではもったいない何かを生むスペースになるのではないかと思うのです。

築60年近く経った建物は何度か修復されているようで状態は良い印象でした。和室が4部屋と洋室が1部屋。それに窓から葉山の山々を眺められるキッチンと浴室がポイントです。一部、水まわりの修繕とクリーニング、洋室の床下の補強とフローリング張替などは必要ですが十分住める状態です。

さらにこの物件の魅力は、母屋の東側にある蔵です。その扉の重厚感に圧倒されるのですが、痛みが進んでいるのでこれは修復して、同じ趣味の仲間が集まるbarにしたら面白いんじゃないかと。もちろん許可がなければ商売はできませんが。

また、玄関先の広いスペースを見ると人が集まれそうなイメージが沸きます。たとえば近隣住民との関係性を保つために季節ごとにイベントをやってもいいかもしれません。年始の時期なら釜で米を炊いて餅つきとか、盛り上がりそうです。

はじめて物件の庭先に入ったときにどこか懐かしさを感じたのと、ここで同じ趣味志向の仲間と集えたら楽しく、創作のインスピレーションも沸くのではないかと思ったのです。