鎌倉R不動産で募集していた物件が、キッチン雑貨のお店&ギャラリーとしてオープンしました!
「食卓の風景」といわれるとどんな風景を想像するだろう。テーブルがあって椅子があって…という風景だろうか?
それだけでじゃないですよね、と笑顔で語るのは、この4月にキッチンまわりのモノの販売と、ギャラリーとして催しゴトを開催する「PIMONIHO(ピモニホ)御成ふくろ小路店」をオープンさせた、オーナーの伊達砂織さんだ。

好奇心を満たしてくれるモノ・コトが集まる店内|奥にいるのが伊達さん
伊達さん曰く、例えば、芝生の上にブランケットを敷いて、ワインとパンを並べてピクニックする。寒い日にベランダに出て、大判のストールにくるまってコーヒーを飲む。それらのことも「食卓の風景」なのだ。では、そんな風景の中で、どんなブランケットがいいか、ワインを入れる籠があると素敵じゃないか、ストールはどんなものがいい? マグカップは? 音楽やアートだってあるといいし、着ているものだって心地いいと嬉しい…。そんな風に、どんどんと膨らむ想像力と好奇心。それを満たしてくれるモノやコトが揃っているのが、伊達さんのショップである。

和食器もガラスものもセレクトされている。シンプルでその人のスタイルに馴染みやすい。

店を奥から見たところ。風が抜けて気分がいい
「PIMONIHO(ピモニホ)御成ふくろ小路店」では、伊達さんが思う「食卓の風景」にあったらいいなと思える数々のモノたちが、2階建てのショップの中に美しく陳列されている。セレクトされた食器などのキッチンまわりの道具たち、布の小物や籠などはどれもシンプルで丁寧なつくり。様々な人やイメージ、テイストにスッと馴染むモノが多い。そして、ひとつひとつにしっかりとストーリーを感じることができる。

店内の様子。どれもストーリーがあるモノばかり
空間をデザインすることがずっと好きで、大学時代はテキスタイルデザインを専攻、卒業後はテキスタイルデザイン、グラフィックデザイン、アート制作の仕事をしていたという伊達さん。その後、料理家としても活躍し現在は由比ヶ浜駅前に小さなショップと、PIMONIHOのスタジオとして「PIMONIHO Studio+」を展開している。

季節の花や枝ものが飾られる入口のテーブル。真似したくなるディスプレイ
3つ目の拠点となる御成ふくろ小路店は、ショップとスタジオ・ギャラリーの役割を担う場である。1階は土間敷きのシンプルなワンルーム、2階はウッディーな感じというメゾネットの建物で、しかも変形間取というクセのある物件なのだが、この物件をみつけて内見したときには、早々と「どうやって使おうかとわくわくしていた」と振り返る。

変形の間取もうまく生かした
この建物は、「鎌倉R不動産」のサイトで募集をしていた物件なのだが、そもそも立地が魅力的だったと伊達さんは話す。JR横須賀線鎌倉駅から徒歩5分というアクセスの良さ。なのに、駅チカにありがちな騒々しさはなく、ふくろ小路という少し特殊な場所にあるのだ。このふくろ小路の手前は、昨年10月に新築されたカヤック本社。そこから路地を進むと現れる広場は、鎌倉の特別な異空間に迷い込んでしまったかのように錯覚する。走っていく江ノ電が見えるのも面白い。

ふくろ小路なのに広場。鎌倉らしい不思議な空間となっている

ショップはこの路地の先。この時点でワクワクしてくる
これからこのふくろ小路がどのように変化していくのかも楽しみの一つ。「PIMONIHO御成ふくろ小路店」での展示会・イベントの予定については「PIMONIHO」のwebサイトをチェック。
名称:「PIMONIHO(ピモニホ)」御成ふくろ小路店
業種:雑貨販売・ギャラリー
住所:鎌倉市御成町5-16 御成ふくろ小路Link-A3
TEL:0467-23-7555
営業時間:12時30分~17時30分
定休日:日曜・月曜(ただし、催しゴト時は日曜日もオープン)
アクセス:JR横須賀線「鎌倉」駅徒歩5分
URL:PIMONIHO