column 2023.7.5
 
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【湘南エリア情報】連載「わたしが住むまち」第10回 逗子市(亀が岡団地)

鎌倉R不動産
 

湘南・鎌倉・逗子葉山エリアに住んでいる鎌倉R不動産のスタッフが、自分の住むまちについて紹介します。第10回は逗子市(亀が岡団地)です。

だいすけさん一家。ハゲ山で記念写真!

今回は、鎌倉R不動産を飛び出して、鎌倉R不動産の親会社「面白法人カヤック」より、だいすけさんにお話を伺ってきました。カヤックの総務部長として活躍するだいすけさんは、鎌倉R不動産の建築部門やまちの社員食堂でも関わることが多く、カヤックのなんでも屋さん(?)として、また不動産大好き人間として私たちと一緒に盛り上がってくれる素敵な人です。そんなだいすけさんが住むのは逗子市小坪の亀が岡団地・通称「亀団」。家族4人で暮らすだいすけさんの日常を取材しました。

鎌倉R不動産(以下鎌倉R):いつから居住していますか?

だいすけさん:2021年2月からなので、2年と半年ほどです。物件を購入して引渡しを受けてから室内の改装工事が完了(正確にはまだ完了してなかったけれど、住ませてくれ!と大工さんに頼んで引越してきました笑)するまで半年程かかったので、念願の引越しからもう2年経ったのだな、と感慨深いです。

一戸建てをリノベーションしました。お気に入りのダイニングにて。

鎌倉R:なぜ、このエリアに住もうと思いましたか?

だいすけさん:元々僕たち家族は藤沢市の本鵠沼駅辺りに住んでいました。そろそろ家を買おうかなと最初は藤沢市内で探していましたが、どうもピンとこない。藤沢市内でも鵠沼の住宅街というのは元々はお屋敷が多いエリアなので、めちゃくちゃ敷地が広くて高いか、広い土地を分割した建売住宅かくらいしか当時は選択肢がなくて。一瞬もう建売でいいかと思った時期もあったのですが、やっぱりしっくりこない。だったらもう少しエリアを広げてみようと妻と相談して逗子市の不動産情報も見るようになりました。

鎌倉は僕たち2人ともが働いているエリアなので、職住近接と言っても近すぎてちょっと嫌だったのでパスしました。

実は、逗子に土地勘は全くなくて、一回だけ「この物件どうかなー」と思いながら周辺を散歩してみたくらい。そこは雰囲気が違うなと思ってしまったのですが、その後にたまたま見つけたのが今の家です。中古の一戸建てで、広さも充分で庭もある。「亀団」ってどこ?って最初は思ったのですが、実際に見たらこれだ!と夫婦ともにビビっときてしまって即決しました。

契約から引渡し、その後の工事まで鎌倉R不動産の小松さんと鳥居さんに協力してもらって。工務店の方もとてもいい人で。この家を自分たちらしい家に仕上げることができました。

自宅近くのハゲ山では、子供がのびのびと走り回ります

鎌倉R:実際に住んでみてどうですか?

だいすけさん:逗子は最高ですよって会う人みんなに言ってます。QOLが爆上がりしたと本気で思います。まず家についてですが、僕たち家族は友達を家に招くことが大好き。改装によってリビングと隣の部屋を仕切りなく繋げたことで、広い空間を確保しているので、たくさんの友達がきても大丈夫。キッチンにいても全体を見渡せて本当にいい間取りです。これからは庭でバーベキューもしたいのでウッドデッキを造りたいなと思っています。

そして、逗子に来て新しい友達が本当に増えました。長男が通っている保育園が「うみのこ」という保育園(「一般社団法人そっか」が運営する認可外保育施設)なのですが、先生や保護者同士がとにかく仲がいい。逗子という場所で同じ想いを持って子育てをしているからかなと思いますが、とにかく一緒にいて楽しい仲間です。子供達と一緒に海に遊びに行ったり、ときには家族同士でキャンプに行ったりします。僕も妻も地元は東北と北海道なので、地元の友達というのがこっちには少ないから、こうして引越した先ですぐに友達ができたというのはとても嬉しく心強いことです。

また、お隣のおばあちゃんなど、自宅の近所を散歩していてもいつも皆さんが声をかけてくれる。とてもアットホームなんですよね。そこもよかったなと思っています。

逗子海岸で子供と遊ぶ

鎌倉R:普段、よく行く場所はありますか?

だいすけさん:逗子に来てからは海岸に行くことも増えました。以前住んでいた藤沢の海(鵠沼海岸付近)には、サーファーさんが多かったので、子供を連れていくのはちょっとな…とためっていましたが、逗子海岸は波がなく穏やかなので、海に来ている人達も散歩の人や貝殻を拾う子供たち、SAPやウィンドサーフィンの人達がちらほら。なので、安心して海に遊びに行けるようになりました。

家の近くには「ハゲ山」という場所があって、ここは逗子マリーナや富士山も見える絶景スポット。子供たちが走りまわるにも絶好の場所でよく遊びに行きます。

その他は、小坪漁港の方にいって新鮮なしらすを買ってきたり、佐島まで自転車で行って魚を手に入れたり。家の近所や逗子駅前には個人でやっているいい飲食店もあって、いくつかお気に入りを見つけたところ。とにかく楽しんでいます。

飲食店経験のあるだいすけさん。握り寿司も自分で作ります

ある日は自宅でお寿司おパーティー。魚も新鮮でおいしいのです

子供の顔と同じサイズの大きな牡蠣。サザエやアヒージョも手作り

亀団に住んでいると不便ではないですか?と聞かれることもあるのですが、僕たちは徒歩や自転車・バスで逗子の駅前や鎌倉、逗子海岸にも行きます。車を出すのは本当に遠出するときとか、食料品をまとめ買いする時くらいですね。全く不便ではないですよ。

鎌倉R:住んでみて、どんな変化がありましたか?

だいすけさん:僕も家族も、以前にも増してアクティブになった気がします。休日ともなればなにして遊ぶ?どこに行く?と自然の中で遊びたくてうずうず。この1年、妻は出産があったのであまり外に出られていないのですが、その間に僕はトレイルランニングを始めたりしていて。そこで見た高台からの絶景を彼女にも見て欲しいと思ったり。素敵な発見をたくさん家族や友達とシェアしたいって思っています。

子供には、なるべく自然に触れる機会を多く持って欲しいと思っているので、これから釣りをしたいとか、親子でやれることが増えていくといいなと考えたり。

そんなこんなで、家以外のことも楽しすぎて、SAPもやりたい、キャンプにももっと行きたいとお金がかかりますね笑。

夕日の時間も美しい逗子海岸

鎌倉R:これから、このエリアに住みたいと思っている人にひとこと。

だいすけさん:逗子市内で物件を探している方は、駅前で海にも近くて、というところからまずは探しているかもしれませんが、僕たちはいきなり亀団。よく分からなくて飛び込んだところもあったかもしれませんが、住み始めてからもとにかく毎日が楽しくて仕方がないです。不動産をたくさん見ているなら、なおさら自分たちの直観的なところに最後は頼るのがいいのかな、というのが僕の家探しでの答え。不安であれば、まずはまちを自分たちの足で歩いてみる。それが一番いいと思います。

亀団は高齢化が進んでいると言われているので、これから徐々に世代交代もあったりするのかもしれないです。いまは長く住んでいるベテランの方と新しく引越してきた僕たちみたいなファミリーが混在していて。ウェルカムな空気感があるので本当に嬉しいですね。

逗子駅前は再開発されるのでは…と思ったりもしますが、個人の飲食店さんなど、お気に入りの店が多くて。豊かな自然と個人商店こそこのまちの魅力だと思うので、もし再開発があったとしても負けないでがんばってほしい、応援したいと思っています。

鎌倉R:もし、引っ越すとしたら次はどのエリアに住みたいですか?

だいすけさん:いますぐどこかにという気持ちは全くないのですが、もし引越すなら以前旅行で行った鹿児島や宮崎がいいかなと思います。食が豊かで温暖でいいところだなと感じたので、惹かれますね。

鎌倉R:だいすけさん、ありがとうございました!

*R不動産の兄弟サイト「real local湘南」では、湘南の居住、働き方、お店などに関するローカル情報を紹介しています!

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